【サルでもわかる】学問紹介シリーズ

【サルでもわかる】社会史入門!知れば知るほど面白い、普通の人々の暮らしの歴史

2024年12月16日

みなさん、こんにちは!

「歴史の教科書って、戦争と政治家の話ばかりで退屈…」なんて思ったことはありませんか?

実は、歴史には教科書では語られない、もっともっと面白い側面があるんです!

それが今日ご紹介する「社会史」という分野です!

社会史とは?

社会史は、私たち「普通の人々」が主役となる、とってもユニークな歴史研究の分野なんです!

従来の歴史学は、徳川家康や織田信長といった有名な人物や、関ヶ原の戦いのような大きな出来事に注目してきました。

でも、歴史は本当にそれだけでしょうか?

実は、歴史上のほとんどの時間を過ごしてきたのは、私たちの先祖である「普通の人々」なんです。

社会史は、そんな普通の人々の生活や考え方、習慣や文化に光を当てる学問なんです!

例えば、江戸時代の庶民が食べていた料理のレシピや、明治時代の子どもたちの遊び方、昭和初期の結婚式の様子など、私たちの ancestors(先祖)の日常生活のあらゆる側面を研究対象としています。

社会史は何に役立っているの?

「そんな昔の人の生活を研究して、何の意味があるの?」って思う方もいるかもしれませんね。

でも、社会史は私たちの現代生活を理解する上で、とっても重要なヒントをたくさん与えてくれるんです!

例えば、なぜ日本人は世界的に見ても特に「お風呂好き」なのでしょうか?

これには、江戸時代に発達した銭湯文化が深く関係しているんです。

当時の江戸には、なんと600軒以上もの銭湯があったと言われています!

庶民たちは銭湯で体を清潔に保つだけでなく、近所の人々との交流を深める場としても活用していました。

この文化が、現代の温泉好きや清潔意識にまでつながっているというわけです。

また、現代の少子化問題を考える際にも、社会史の知見は役立ちます。

江戸時代には、人口抑制のために様々な方法が取られていました。

そして明治時代以降、近代化とともに家族のあり方が大きく変化していきました。

これらの歴史的な変遷を理解することで、現代の問題に対する新しい視点や解決のヒントが得られるかもしれないのです。

ズバリ社会史のここが面白い!

社会史の最大の魅力は、「なるほど!」と思える発見がたくさんあることです。

例えば、「なぜ日本人は箸を使うようになったのか?」という素朴な疑問。

実は、奈良時代には上流階級しか箸を使っていませんでした。

一般庶民に箸が普及したのは江戸時代になってからで、それまでは多くの人が手づかみで食事をしていたんです!

また、「なぜ味噌汁は朝食の定番になったのか?」という疑問もありますね。

これは、江戸時代に発達した長屋文化と深い関係があります。

長屋では、各戸が共同の竈を使って朝一番に味噌汁を作り、それを一日中保温して使い回すという習慣があったんです。

朝に味噌汁を作るこの習慣が、現代にまで受け継がれているというわけです!

さらに、江戸時代の町人たちのファッションについても、興味深い発見があります。

幕府が贅沢を禁止する法令を出していたにもかかわらず、町人たちは様々な工夫を凝らしておしゃれを楽しんでいました。

例えば、表地は地味な着物でも、裏地に派手な模様を使うという「粋」な着こなしが流行したんです。

社会史を勉強すると、どんな職業に就けるの?

社会史の知識は、実は様々な職業で活かすことができます!

まず代表的なのが、博物館の学芸員です。

歴史博物館や郷土資料館で、展示の企画や資料の研究・保存を担当する重要な仕事です。

学芸員は、過去の人々の暮らしを現代に伝える「歴史の通訳者」とも言える存在なんです。

また、観光ガイドやプランナーとしても、社会史の知識は大いに役立ちます。

例えば、京都の町家を案内する際、単に「古い建物です」と説明するのではなく、「商人たちがどんな暮らしをしていたのか」「なぜこのような建築様式が発達したのか」といった、より深い解説ができるようになります。

教育関係の仕事でも、社会史の知識は重宝されます。

学校の教員はもちろん、生涯学習センターの講師として、歴史の面白さを伝えることができます。

特に近年は、「地域学習」の重要性が高まっており、地域の歴史や文化を子どもたちに伝える機会が増えています。

さらに、エンターテインメント業界でも社会史の専門家が求められています。

時代劇や歴史小説、歴史をテーマにしたゲームなどの制作現場で、時代考証を担当する重要な役割があるんです。

作品の世界観をより魅力的で説得力のあるものにするために、社会史の知識は欠かせません!

社会人は社会史をどこで学べばいいの?

「面白そう!でも、社会人になってから歴史を学ぶのは難しそう…」

そんな心配は無用です!

実は、社会人でも気軽に社会史を学べる場所がたくさんあるんです。

まず、大学の公開講座をおすすめします。

多くの大学で、一般の方向けに歴史講座を開講しています。

第一線で活躍する研究者から直接学べる貴重な機会です!

また、YouTubeやUdemyなどの動画配信サービスでも、質の高い歴史講座が増えています。

通勤時間や休憩時間を使って、スマートフォンで気軽に学習できるのが魅力です。

博物館や資料館も、社会史を学ぶ絶好の場所です。

展示を見学するだけでなく、多くの施設で定期的に講座やワークショップが開催されています。

実物資料に触れながら学べる、とても贅沢な学習環境と言えますね。

そして、SNSを活用した読書会や勉強会も増えています。

TwitterやFacebookで「#社会史」などのハッシュタグを検索すれば、同じ興味を持つ仲間を見つけることができます。

オンラインで気軽に参加できるので、場所や時間の制約も少なくて助かりますね!

まとめ

いかがでしたか?

社会史は、決して難しい学問ではありません。

むしろ、私たちの身近な暮らしの謎を解き明かしてくれる、わくわくするような発見の宝庫なんです!

「なぜ?」「どうして?」という素朴な疑問から始めて、どんどん掘り下げていけば、きっと新しい発見があなたを待っているはずです。

さあ、あなたも社会史の世界を探検してみませんか?

きっと、歴史の見方が変わる新鮮な体験ができると思います!

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